色々やる流れです。
ネットブックにUbuntu Server入れる
の記事になります。
今回はUbuntu Serverにデスクトップ環境を入れようと思います。
ただしネットブックは直接触らないので
Xrdp経由でVNCにアクセスしてデスクトップ環境に触る感じになります。
デスクトップ環境はLXDEでやります。
軽いから
まずは必要なLXDEとXrdpとVNCをインストールします。
リモートデスクトップ環境メインで頑張る訳ではないので
最新版ではやりません。
~$ sudo apt install lxde xrdp tigervnc-standalone-server

思わず「ヒュー」とか言う関連アプリのインストール量。
インストールが終わるとランレベルが変更されています。
~$ systemctl get-default
graphical.target
ここで再起動するとグラフィカルログインになってしまうので
サーバーと言い張るためランレベルを戻します。
~$ sudo systemctl set-default multi-user.target
Created symlink /etc/systemd/system/default.target → /lib/systemd/system/multi-user.target.
お好みでランレベルの確認。
$ sudo systemctl get-default
multi-user.target
Xrdpの設定を書き換えます。
~$sudo vi /etc/xrdp/xrdp.ini
下の方のxorgのセクションをまるまる削除
もしくはxvncのセクションより下へ移動。
理由としてはログイン時のダイアログで
ログインに使うxvncが一番上だと手間が減るからです。
xvncのセクションのport=-1をport=ask-1に変更
[Xvnc]
name=Xvnc
lib=libvnc.so
username=ask
password=ask
ip=127.0.0.1
port=ask-1
#xserverbpp=24
#delay_ms=2000
ちょっと調べただけなので正確かは解りませんが
port=-1は「指定したライブラリの既定ポート」らしいんですが
iniで-1にしておくと切断したデスクトップセッションに再接続出来ないようです。
askにして毎回-1を手動で入れると規定に接続して
更に切断したセッションに再接続出来るようになります。
そこで面倒なので
port=ask-1
としておくとportの項目に最初から-1が入力されていて
WindowsのRDPクライアントを落としても
それまで接続していたデスクトップセッションへ楽に再接続出来るようになります。
次は.xsessionの作成でviで書いても良いけど一行で澄むので
~$ echo "lxsession -s LXDE -e LXDE" > ~/.xsession
vi .xsession
して
lxsession -s LXDE -e LXDE
と書いてファイルを作っても同じです。
これでXrdpからの接続環境は整ったのでサービスを動かします。
~$ sudo systemctl enable xrdp
~$ sudo systemctl restart xrdp

後はWindows10のリモートデスクトップクライアントから
IPを指定してアクセスすると
こんな感じでID/PASSを聞かれて

ログイン出来ました。

ちなみにxrdp.iniの[XVNC]セクションの所で
username=ask
を
username=askUSERNAME
と言う風に書き直すと最初からユーザー名が書き込まれて
ログインが楽になります、パスワードも同様です。
パスワードは危険すぎるけど
自分しか使わないサーバーならユーザー入力済みはありだと思う。
日本語入力は次回以降。
またLXDEじゃなくMATEが良いと言う方は
~$ sudo apt mate
でMATEのデスクトップ環境をインストール後に
~$ echo "mate-session" > ~/.xsession
してxssesionファイルをmateに書き換えればmateになります。
なぜか真っ黒で繋がらない場合、
もしくは既にGNOMEでVinoが入っている場合はターミナルから
~$vino-preferences

して「他のユーザーが自分のデスクトップを表示できる」
「他のユーザーがデスクトップを操作できる」にチェックする必要があります。
それと現在のディスプレイの番号を表示するコマンドは
~$ echo $DISPLAY
ここからVNCのportを調べることが出来ます。
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